目次
パンフレットは、企業や商品の魅力を伝えるための重要なツールです。
しかし、どんなパンフレットをどれくらいの予算で作ることができるのか、イメージしづらいですよね。
なるべく予算を抑えつつ、質の良いパンフレットを作りたいものです。
そこで今回は、パンフレットデザイン費用を抑えつつ、効果的で魅力的なパンフレットを作成するための6つのコツを、プロのデザイナーがご紹介します。
費用相場や内訳、デザイン会社の選び方など、具体的な方法まで詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。実際の価格表はこちらからダウンロードいただけます。ご相談もお気軽に!
パンフレット制作の費用相場と内訳
パンフレット制作費用の相場
早速ですが、パンフレット制作の費用相場は、一般的に上記の通りです。
※あくまで目安であり、制作物の条件によって金額は変動します。
これらの金額の中に、デザイン作成費、ディレクション費なども含まれます。下記では、内訳の詳細について解説していきます。
パンフレット制作費用の内訳
デザイン制作費
パンフレット全体のデザインを作成するための費用です。
パンフレット制作において、最も重要な要素になります。
原稿作成費
パンフレットに掲載する文言やキャッチコピーを作成する費用です。
魅力的なキャッチコピーや文章を作成するために、自社の情報をしっかりとデザイン会社に伝える必要があります。
また、自社で原稿作成が可能であれば、この部分の費用は節約することも可能です。
企画・ディレクション費
デザイン会社の営業(もしくはディレクター)が、パンフレット作成全体のスケジュール調整や進行管理をするための費用です。
全体の20%前後が目安となることが多いです。
印刷費
印刷に関する料金。紙の質やページ数、印刷期間によって金額が変動します。
オプション費
イラスト作成したい場合や、写真撮影を希望する場合は追加で費用が発生します。
思わぬ予算超過に繋がらないように、あらかじめデザイン会社に希望を伝え、発注前の見積もりに反映してもらうのが良いでしょう。
料金表のDLはこちら。ご相談・お見積もりは無料です。お気軽にご相談ください。
パンフレットデザインをできるデザイン会社の種類
よし、パンフレットを作ろう!となった時、そもそもどのような会社に依頼すれば良いのでしょうか?
実は、パンフレット制作費用を抑えるためには、最初のステップである「デザイン会社選び」が重要になってきます。
大手広告代理店
広告戦略からパンフレット制作まで、プロモーション全体をトータルで提供しています。
企画全体を丸投げできて、高品質なデザインを提供する一方、費用は高額になりがちです。
デザイン事務所
パンフレットやロゴ、Webサイトなど、デザインに特化したサービスを提供しています。
広告代理店ほど幅広い分野をカバーしているわけではありませんが、比較的費用を抑えることが可能です。
また、デザイン事務所によっては、特定の分野が得意な場合(メーカー、衣料品関係など‥)もあるので、自分の企業のジャンルに合った会社を探してみるのもおすすめです。
フリーランスデザイナー
個人で活動するデザイナーです。
比較的安価で依頼できる場合が多いですが、品質管理や納期管理は自身で行う必要があります。
また、一人に依頼する形になるので、デザインの方向性やテイストが限られる場合も多くあります。
デザインツールを活用する
最も安くパンフレット制作ができる方法です。
ラクスルなどのネット印刷会社の中には、デザインテンプレートを無料で提供している会社もあります。ある程度自分でデザインする必要があるので、プロのような仕上がりは難しいですが、うまくいけば印刷費以外を0円で済ませることも可能です。
ツール例:canva、ラクスル(らくらくデザイン)、プリントパック(オンラインデザインパック)
信頼できる会社パンフレットデザイン制作会社チェックポイント
実際にデザイン制作会社に依頼する際、どのような点を確認すれば安心なのでしょうか?
いくつかポイント別にご紹介します。
パンフレットデザインの実績がしっかりある
パンフレット制作においては、仕様の種類やページ数、デザイン上の注意点など、制作社サイドで気をつけなければならないポイントがいくつかあります。
しっかりと過去に実績のあるデザイン会社に依頼できると、トラブルなく進めることができて安心です。
専門分野、得意分野が合っている
デザイン会社によって、得意な分野が異なります(BtoB商材orBtoC商材が得意‥など)。
過去の事例を見せてもらったり、HPをチェックして自社の商材と相性が良いかを見極めると良いでしょう。
継続的なデザインの依頼が可能
デザイン会社を選定するにおいて、継続して依頼できるかどうかは重要な要素になります。
パンフレットの他にも制作物を依頼する際でも、同じテイストでデザインに統一感を出すことができ、会社全体のブランディングにも寄与することができます。
料金表はこちらから。40年の実績を元に、最適なデザインをご提案します。
費用を抑える6つのコツ
多くの担当者が頭を悩ませている、費用の問題。
パンフレット作成においても、重要な課題ですよね。
では、一体どのようにすれば費用を抑えつつ、魅力的なパンフレット作成ができるのでしょうか?以下、具体的な6つのポイントをご紹介します。
〈コツ1〉作りたいパンフレットに適した形のデザイン会社を選ぼう
前述したように、自社の予算や作りたいテイストによって、適切なデザイン会社を選ぶ必要があります。
高品質なデザインを求める場合は、大手広告代理店や実績のあるデザイン事務所に依頼するのがおすすめです。
しかし、予算を抑えたい場合は、フリーランスデザイナーや新進気鋭のデザイン事務所も検討するとよいでしょう。
前述したそれぞれの会社の特徴を鑑み、パンフレットの目的や優先事項に合わせて検討していきましょう。
また、実際に会社の規模やサービス内容、実績、費用などの情報を収集し、比較検討してみましょう。
複数の会社に見積もりを依頼し比較してみるのもおすすめです。
ただし、金額の安さに単純に飛びつくのは危険。
デザイン会社の実績やデザインテイストもしっかり視野に入れて検討しましょう。具体的な料金表はこちらから。
〈コツ2〉文章の原稿を自分たちで用意して、コストを削減しよう
パンフレットに掲載する文章の原稿を自分たちで作成できると、コスト削減につながります。
以下のポイントを抑えつつ、きちんと伝わる文章を作ってみましょう。
原稿作成で気をつけること
原稿作成は、パンフレットの構成や内容を決めていくことから始まります。
ターゲットに響くような、わかりやすい文章を心がけ、誤字脱字がないかもしっかりと確認しましょう。
- 構成
キャッチコピー、商品・サービス紹介、会社概要など、伝えたいカテゴリーを洗い出してから文章を考えましょう。
また、パンフレットの種類ごとに「必ず記載すべき内容」があるはずなので、調べておきましょう。 - 内容
パンフレットのターゲットに一番伝えたい内容をしっかり洗い出し、わかりやすく伝わるよう、具体的に記述します。
例:就活生向けの会社案内であれば、一番伝えたい「福利厚生」の説明文章を長めにする‥など。 - 表現
分かりやすく簡潔な文章を心がけましょう。
また、ターゲットによって文章の雰囲気を調整できると良いでしょう。
例:若者向けであれば、堅すぎず少し親近感のある文章を心掛ける‥など。
ライティングスキルの活用
読みやすく理解しやすい文章を作成するために、基本的なライティングスキルを意識すると良いでしょう。
ここでは3つご紹介します。
- PREP法:
Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の順で文章を構成することで、論理的な文章を作成することができます。 - 箇条書き
情報を整理して見やすくするために、箇条書きを活用すると良いでしょう。 - 見出し
見出しをしっかり意識してつけることで、文章の区切りが分かりやすくなり、読みやすさがアップします。
原稿チェックと修正
完成した原稿は、誤字脱字や表現の誤りがないか、複数人でチェックを行いましょう。
作成者以外の客観的な視点で確認することで、自分では気が付けなかったミスに気がつくことができます。
また、修正の回数を減らすことができれば、費用がかさむのを防ぐことができます。無料見積もりのご相談はこちらから。
〈コツ3〉デザインをシンプルにする
イラストや写真など、デザインの構成要素を増やしていくほど、費用は上がっていきます。
費用を抑えることが優先される場合は、あくまでシンプルなデザインにするのがおすすめ。
シンプルなデザインなら、制作費用を抑えつつも、洗練された印象を与えることができます。
シンプルなデザインのメリット
シンプルなデザインは、情報を分かりやすく伝えるだけでなく、スタイリッシュで洗練された印象を与えることもできます。
企業のパンフレットに重要な「誠実さ」も表現することができるでしょう。
また、前述した通り、デザイン費用を抑えることもできます。
必要最低限のデザイン要素
シンプルなデザインを心がけるには、写真、イラスト、ロゴ、テキストなど、必要最低限のデザイン要素に絞ることが重要です。要素が多すぎると、情報が伝わりにくくなるだけでなく、デザイン費用も高くなってしまいます。
イメージやラフ案の活用
デザイン会社に依頼する際は、イメージに近いパンフレットのサンプルや、手書きのラフ案などを共有することで、スムーズなデザイン制作が期待できます。
デザイン案を何案も依頼したり、何度も修正したりすると、費用がどんどん積み上がってしまうので、最短ルートで良いものを作ることを心がけましょう。
デザインイメージ、無料お見積もりのご相談はこちらから。料金表はこちらから。
〈コツ4〉印刷費用を削減して費用を抑える
印刷費用は、紙の種類や印刷方法、部数によって変動していきます。
ここでは、印刷費用を抑えるためのポイントを解説します。
印刷会社の選び方
印刷会社によって価格設定やサービス内容が異なります。
複数の印刷会社に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。
- ネット印刷
安価で早い。大量印刷のため色ムラが出たりすることがあるが、印刷の質は補償なしの場合が多い。
- 印刷会社
費用高め。試し刷り(色校)が可能など、相談しながらクオリティの高い印刷物を作ることができる。
ページ数とサイズ、紙の種類の最適化
ページ数が多いほど印刷費用は高くなるため、本当に必要な情報だけに絞り込み、最適なページ数で作成しましょう。
また、紙のサイズや種類を工夫することで、費用を抑えることもできます。
また、必要な部数を事前にしっかりと検討し、不必要な印刷を避けることが大切です。
〈コツ5〉デザイン会社とのやりとりを少なくして、修正回数をなるべく抑える
依頼前に、パンフレットの目的やターゲット、イメージ、予算などを明確にしておきましょう。
デザイン会社との打ち合わせでは、これらの情報を具体的に伝え、疑問点や不安な点は解消しておくことが大切です。
デザインのイメージ例やラフ案を持っていくのもおすすめです。
最初にしっかりと情報を共有することで、修正回数を抑えることがポイントです。
〈コツ6〉オプションサービスの見直し
オプションサービスの利用は、費用増加に繋がることがあります。
本当に必要なことかどうかをしっかりと見極めましょう。
必要なオプションサービスのをしっかりと取捨選択する
写真撮影やイラスト制作・翻訳など、オプションサービスの利用は、本当に必要なものだけに絞り込むことで費用削減につながります。
イラストや写真を自分で準備する
無料の画像素材サイトや、有料のストックフォトサービスなどを活用することで、イラストや写真の費用を抑えることができます。
ただし、使用範囲や加工範囲などが定められている利用規約には十分注意する必要があります。
オプションの見積もりと交渉
オプションサービスを利用する場合は、事前に見積もりを取り、予算と照らし合わせて検討しましょう。
また、価格交渉をすることも可能です。費用を抑えたパンフレット制作のご相談はこちら!ご相談・お見積もりは無料です。お気軽にご相談ください。
パンフレット制作事例
実際に制作したパンフレットの事例をいくつかご紹介します。画像をクリックして、詳細をご確認いただけます。
その他、様々な事例をご紹介しています。ぜひご覧ください。
事例のようなパンフレット制作の料金表はこちら。
無料お見積もり&ご相談はこちらから。
おまけプチコラム
〜現役デザイナーが考える
「パンフレット費用はなぜ必要か?」〜
そもそもこのご時世、紙パンフレットデザインにお金をかける必要はあるのでしょうか ?
この疑問もごもっとも。現代はWEB中心の社会といっても過言ではありません。
しかし、「ここぞ!」という時には、相手の印象に残りやすい紙のパンフレットを活用するのがおすすめなのです!
みなさん、ファミレスに入った時に、「タブレットのメニュー表」より「紙のメニュー表」の方が見やすかったりしませんか?
もしくは仕事での資料作成中、WEB画面上で気が付かなかった誤字に、印刷して初めて気がついた‥など。
実は、紙の方が「記載してある情報に集中できる」という研究結果も出ています。※1
しっかりと相手に情報伝えるためには、シーンによっては紙の方が適している‥という場合もあるのです。※1出典:RICHO ダイレクトマーケティングラボ デジタルマーケティングトレンド第21回
また、取引先に「物として」残していくことができる紙のパンフレット。
取引先が他社と比較検討する時の一次資料としても使われるでしょう。
その際、様々な人の目に触れることで、パンフレットが「会社のイメージ」を作っていくことになります。
プロのデザイナーに依頼して、しっかりと自社のイメージに合っている「質の良いパンフレット」を制作するのがおすすめです。
そうして、WEBだけではなく紙のパンフレットも上手に活用することが、果ては会社の成長にもつながるのでは‥と、イチデザイナーとして考えています!
まとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ここまで、パンフレット制作の費用を抑えるコツをご紹介しました。
予算の問題は、常について回るもの。
私自身、デザイン会社で働くデザイナーとして、予算で悩まれているお客様にご相談いただく機会が多くあります。
そのような中でも、皆様のより良いパンフレット作りに貢献できればと考えています。
この記事が皆様のお役に立てますと幸いです。パンフレット制作・お見積りのご相談はこちら。ご相談・お見積もりは無料です!お気軽にご相談ください。