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近年、YouTubeといった動画プラットフォームやInstagram、X等のSNSの浸透により、動画広告を目にする機会が非常に多くなりました。
コンテンツの再生前から途中と終わりに入る広告や、検索画面の横でずっと流れている動画広告をよく目にするかと思います。
こうして触れる機会の多い動画広告ですが、どうしてここまで増えたのかと疑問に思われる方もいるかと思います。
それはマーケティング戦略で広告に動画を用いることの重要性が年々増しつつあるからです。
動画マーケティングの実態調査においても、動画広告への投資が利益をもたらしたと回答した企業が60%に上り、その重要性を裏付ける結果となっています。
実際にシーズンのクライアント様からも広告だけでなく採用活動や展示会といった様々な場面で動画制作のお声がけをいただくようになりました。
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過去のコラムでも動画マーケティングの重要性や動画を用いたブランディングについて解説しておりますので併せてご覧ください!
このように現代におけるマーケティング戦略において動画広告は非常に重要なものです。
しかし動画広告を出してみたいが予算がどのくらいかかるのか、そもそも動画広告にはどんな種類があるのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本コラムでは初めて動画広告を使ってみようという方に向けて料金単価から各媒体における広告の種類と費用の相場感、気になる費用を抑えるポイントまで解説していきます。
まずは直接話を聞いてみたいという方はコチラからお問い合わせください!
動画広告の料金単価とは?
動画広告の料金単価とは、1回の広告再生やクリックなどに対して発生する費用を指します。料金単価が高い場合、同じ予算内で獲得できるインプレッション数やクリック数が減少し、広告キャンペーンの効率に影響を与えます。逆に、単価が低ければ、より多くのユーザーに届く可能性が高まり、費用対効果の向上につながります。
料金単価の種類
単価は主に3種類に分けられます。
課金形式 | 単価例 | |
CPV | 動画広告が1回再生されるごとに発生 | 10円/回 |
CPM | 広告が1,000回表示されるごとに発生 | 500円/1000回 |
CPC | 広告が1回クリックされるごとに発生 | 100円/回 |
1. CPV(Cost Per View)
- 意味: 動画広告が1回再生されるごとに発生する料金。
- 目的: 動画の視聴回数を増やしたい場合に適しています。
- 計算例:
- 動画広告のCPV単価:10円
- 動画広告の再生回数:1,000回
- 広告費用:10円/回 × 1,000回 = 10,000円
- この場合、動画広告が1,000回再生されると、10,000円の広告費用がかかります。
- 動画広告のCPV単価:10円
2. CPM(Cost Per Mille)
- 意味: 広告が1,000回表示されるごとに発生する料金。Milleはラテン語で1,000を意味します。
- 目的: 広告の表示回数を増やし、認知度を高めたい場合に適しています。
- 計算例:
- 広告のCPM単価:500円
- 広告の表示回数:100,000回
- 広告費用:(500円/1,000回)× 100,000回 = 50,000円
- この場合、広告が100,000回表示されると、50,000円の広告費用がかかります。
- 広告のCPM単価:500円
3. CPC(Cost Per Click)
- 意味: 広告が1回クリックされるごとに発生する料金。
- 目的: Webサイトへの訪問者数を増やし、コンバージョン(商品の購入や資料請求など)につなげたい場合に適しています。
- 計算例:
- 広告のCPC単価:100円
- 広告のクリック数:500回
- 広告費用:100円/回 × 500回 = 50,000円
- この場合、広告が500回クリックされると、50,000円の広告費用がかかります。
- 広告のCPC単価:100円
媒体ごとによってどの料金単価が用いられているかは様々なので次にまとめてみました。
主な媒体における広告の種類と費用感
YouTube
課金形式 | 単価例 | |
インストリーム広告 | 動画の再生前、再生中、再生後に表示 | スキップ可能:2円~25円/再生 スキップ不可能:400円から800円/1000回表示 |
インフィード動画広告 | 検索結果や関連動画の横に表示 | 3円~20円/クリック |
バンパー広告 | スキップ不可の6秒以下の短い動画広告 | 400円~600円/1,000回表示 |
マストヘッド広告 | YouTubeトップページに表示 | 1日あたり数百万円 |
YouTube動画広告の費用は、広告の種類、ターゲット層、入札状況などによって大きく変動します。ここでは、YouTubeにおける広告の種類と料金相場の目安、および費用例を紹介していきます。
- インストリーム広告(スキップ可能/不可):
- 動画の再生前、再生中、再生後に表示される広告です。
- スキップ可能な広告は、視聴者が30秒以上視聴した場合、または広告をクリックした場合に課金されます(CPV)。
- スキップ不可の広告は、CPM(1,000回表示あたりの料金)で課金されます。
- 料金相場:
- スキップ可能:2円~25円/再生
- スキップ不可能:400円から800円/1,000回表示
- インフィード動画広告(ディスカバリー広告):
- 検索結果や関連動画の横に表示される広告です。
- 広告がクリックされて動画が再生された場合に課金されます(CPC)。
- 料金相場:3円~20円/クリック
- バンパー広告:
- 6秒以下の短い動画広告で、スキップできません。
- CPMで課金されます。
- 料金相場:400円~600円/1,000回表示
- マストヘッド広告:
- YouTubeトップページに表示される広告で、非常に高いリーチが期待できます。
- 費用は非常に高額で、1日あたり数百万円になる場合があります。
費用例
- 小規模:
- 月額予算:10万円~30万円
- ターゲット層を絞り込み、特定の地域や興味を持つ視聴者にアプローチします。
- 中規模:
- 月額予算:30万円~80万円
- より広範囲なターゲット層にアプローチし、認知度向上やWebサイトへの誘導を狙います。
- 大規模:
- 月額予算:80万円以上
- 広範囲のユーザーにアプローチし、新商品のプロモーションやブランドイメージの向上を目的とします。
SNS
広告種類 | 課金形式 | 単価例 | |
Instagram/Facebook | ・インストリーム広告 ・ストーリーズ広告 | ・動画コンテンツの間に表示 ・Instagram/Facebookストーリーズ内に表示 | 5万円~50万円 |
X(旧Twitter) | プロモビデオ | タイムライン上に表示 | 5万円~50万円以上 |
TikTok | インフィード広告 起動画面広告 ハッシュタグチャレンジ広告 | ・TikTokのフィードに表示 ・TikTokアプリ起動時に全画面表示 ・特定のハッシュタグを使用した動画投稿を促す広告 | 3万円~40万円以上 |
各SNSプラットフォーム(Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、TikTok)は、それぞれ異なる特徴を持ちます。ここではそれぞれのプラットフォームの広告の種類と料金相場の目安、および費用例を紹介していきます。
Instagram/Facebook(Meta広告)
InstagramとFacebookは同じMeta社から提供されているサービスですが、それぞれ特徴が異なります。
- インストリーム広告:
- 動画コンテンツの間に表示される広告。
- CPV(動画再生数)課金やCPM(インプレッション数)課金が一般的。
- ストーリーズ広告:
- Instagram/Facebookストーリーズ内に表示される広告。
- 没入感が高く、若年層にリーチしやすい。
- CPM課金が一般的
- 費用例:
- 小規模:5万円~10万円
- 目的:ターゲット層の反応を測定し、最適な広告クリエイティブやターゲティングを検証。
- 大規模:20万円~50万円以上
- 目的:ブランド認知度向上、商品・サービスへの関心喚起、ウェブサイトへの誘導。
X(旧Twitter)
- プロモビデオ:
- タイムライン上に表示される動画広告。
- CPV課金が一般的。
- 費用例:
- 小規模:5万円~15万円
- 大規模:20万円~50万円以上
TikTok
- インフィード広告:
- TikTokのフィードに表示される動画広告。
- 高いエンゲージメント率が期待できる。
- 起動画面広告:
- TikTokアプリ起動時に全画面表示される広告です。
- 一日に特定のユーザーに一回のみ表示されるため、高いリーチ力が期待できます。
- ハッシュタグチャレンジ広告:
- 特定のハッシュタグを使用した動画投稿を促す広告。
- ユーザー参加型で、拡散効果が高い。
- 期間と予算例:
- 小規模:3万円~10万円
- 大規模:15万円~40万円以上
費用を抑えるための3ポイント
ターゲットの絞り込み |
配信媒体の選定 |
動画クオリティの向上 |
ターゲットの絞り込み
YouTubeなどではアカウント情報に基づき、年齢、性別、興味関心などを細かく設定することで広告を配信するターゲット層を絞ることができます。無駄な広告表示はそれだけで広告料金がかさんでしまうため、ターゲットの選定は費用対効果を高めることができます。
狙っていきたい顧客選定の仕方についてはコチラの記事でも解説していますので、併せてご覧ください。
配信媒体の選定
YouTube、Instagram、X(旧Twitter)、Facebook、TikTokなど、各媒体のメインユーザー層はそれぞれ異なってくるため、ターゲット層とズレた媒体に広告を出しても効果が得られず費用が無駄になってしまいかねません。
そこで重要なのが、それぞれの特徴を踏まえた上で、広告の目的やターゲット層に合わせて広告を出すのに最適な媒体を選定することです。
それぞれのユーザーの世代としては
- YouTube:老若男女様々な層
- Instagram:若い女性
- X(旧Twitter)、TikTok:若年層の男女
- Facebook:中高年の男女
が主な層となっています。
自社の商品やサービスを届けたいのがどの層なのかを適切に判断したうえで広告を出す媒体を検討していきましょう。
動画クオリティの向上
ターゲットや広告を出す媒体の選定後は実際に広告として使用する動画を制作することになりますが、視聴者に商品やサービスを印象つけられるようなクオリティの高い動画を制作することでエンゲージメント率を高めることが費用を抑えることにつながります。
クオリティを上げるのに考えるべきポイントの一例として以下が挙げられます。
・動画冒頭の訴求
⇒尺が短いバンパー広告や、数秒経過後スキップできるインストリーム広告などにおいて動画の冒頭から視聴者を引き付ける必要があるため、冒頭から印象的な映像や音楽、メッセージなどを使用して注意を引きつけ、続きを見てもらえるよう工夫することが重要です。
・ストーリー性のある動画づくり
⇒単に商品やサービスを紹介するだけでなく、ストーリー性のある動画を制作することで、視聴者の感情に訴えかけ、共感を呼びます。ストーリーを通して、ブランドの世界観やサービス、商品の魅力を伝えることで、視聴者の記憶に残りやすくなります。
その他、動画の作り方についてはコチラの記事でも紹介しています。
動画広告事例
上で説明したポイントを意識した動画広告の一例をご紹介します。
Amazon 保護犬・保護猫 支援プログラム 「迎え入れたい明日につながる」篇
こちらはAmazonが提供している保護犬・保護猫を支援するプログラムの紹介動画です。
この動画では冒頭に可愛らしいコーギーの顔と提供しているサービスのテロップのみを数秒いれこむことで動物好きの心を掴んできます。
また支援プログラムの内容を、父娘と保護施設職員の出会いの物語を通して紹介していくことでストーリー性のある印象的な動画広告となっています。
まとめ
ここまでで動画広告の単価から種類と費用、そして費用を抑えるポイントについて解説しました。
こうして見ていくとターゲットから広告を出す媒体と広告の種類の選定、実際の動画作りまで行うと多くの工程があって中々手が出ないという方もいらっしゃるかもしれません。
シーズンでは戦略の考案段階から動画制作、そして広告が実際にどの程度効果をあげているかの計測や問題点の炙り出しとその改善までの一連の流れを伴走支援可能です!
もちろん広告に使用する動画の制作だけといったスポットでのご依頼もお待ちしておりますので、お気軽にご相談ください!
番外編:制作後の一言
今回の記事を作るにあたって色んな動画広告を見漁りました。中でもAmazonは他にもポニーやピレネー犬を使った印象的な動画を制作していますので気になった方はぜひ調べてみてください。
リンクを張ることはできませんが、昔話題になったゴールデンレトリバーと赤ちゃんのcmは今見ても何故か泣けてきます。